TOY BOX BRAIN

日々のあれこれや趣味、そんなこと。

Til this body will be burnt out

姉妹のように育った仲の良い親友に子供ができたとき、初めて「母親」という人の強さと凄さとを知った。

今まで自分は子供が欲しいと思ったことが無かった。恨んではいないけれど、母親からされたことのトラウマが消えずに未だに実家に帰ったら強迫観念に駆られて気が全く休まらない。

そんな私が子供を育てられる訳がない。怖い。自分の子供に酷い仕打ちをしてしまうのではないか。

 

今の彼氏さんと出会って、初めて子供を産み育てるということがしてみたいと思った。

怖いけれど、自信もないけれど、それでもこの人となら大丈夫だと思った。

 

なのに、自分が双極であることが発覚してしまった。

 

他の薬の選択肢もあるけれど私はずっと経口避妊薬を飲んでいるからリチウムを飲まなきゃいけない。

環境の変化が大きな負担になる。

芽生えていた夢みたいなものがあっという間に潰えてしまった。

諦めなくては、家族になったその時、誰も得をしない。

お腹を痛めて産んだ我が子を、自らの手で殺して自分も死ぬ。

そうなると思った。

 

悔しくても紛れもない現実で。

 

 

息子への愛情を綴った曲を聴きながら、愛を感じて、心に沁みて、物凄く好きな曲なのだけれど、ふと「私にはこの感情を抱くことが出来ないのか、良いな、羨ましいな」と思ってしまった。

 

自分の脳みそが恨めしい。私が私でなければ良かったのに。

 

BGM:boyhood/elephant